Photoshopも勉強しよう① – 暗い室内に光を取り戻せ!

個人で請けているカフェのお仕事でこういう画像を受け取りました。

社長「ちょっと暗いですか?」
まぁ実際暗いんですけど、なんとかしましょう。そう、このPhotoshopならね。

前置き

私のAdobe Photoshopのスキルレベルですが

  • Photoshopを使ってバナーやLPデザインができる
  • イラストの仕上げで使う
  • リサイズ
  • 明度やトーンカーブなどの簡単な調整
  • クリッピングパスで切り抜き(DTP上がりなので)

くらいで、レタッチ方面は初級に毛が生えた程度です。
でも前日にYoutubeでPhotoshopのチュートリアル動画を見たため、やる気になっていました。

Photoshopすごい!

後付けの前置き

今回iMacで作業しました。iMacのモニターって暗い部分もよく見えるんですよね。そのため、今会社の外部モニターで見て「暗っ!」と驚いたくらいにして……。
キャリブレーションしなきゃ。。

やってみた

ex1: トーンカーブ、レベル補正など

まずはシンプルにトーンカーブ、レベル補正で調整します。

元画像を複製して上にオーバーレイで乗っけているのは、以前大谷さんがワンポイントアドバイスしてた簡単にメリハリ付けて雰囲気出すテクです。

結構、室内が明るくなりました。
が、ほら、Photoshopでレタッチと言ったらもっと色々あるっしょ!? やってみたい!と欲が出てきました。

ex2: 色調補正:シャドウ、ハイライト

要は元画像のコントラスト高過ぎ問題をどうにかしたいのなら、「色調補正」の「シャドウ・ハイライト」で調整してみたらどうだろう?

以下のサイトを参考にこのパネルの数値をいじって作業を進めます。

ハイライトを調整することで窓の外の緑が見えるようになった!
暗い部分はちょっと階調が潰れちゃったかな? 雰囲気出たっちゃあ雰囲気出たけど、ちょっと夜間っぽい感じになっちゃったし実際の店内と離れちゃってるかも。

ex3: 暗いところ、明るいところをそれぞれマスクかけて調整

本当はアルファチャンネル作ってどうこうしたかったんですが、そこまで私のスキルが届いてなかったため、画像の暗い部分、明るい部分を選択して調整レイヤーをかけることにしました。
暗い部分、明るい部分の選び方は複数ありますが、今回は「演算」を使用して選択する方法でやりました。


他にも、「選択範囲」>「色域指定」から「ハイライト」「シャドウ」等で選択する方法でもいいと思います。

選択されている状態でレイヤーパネル下の「塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成」からかけたい効果を選ぶと、選択範囲をマスクして調整レイヤーを作成することができます。

そうして主に暗い部分を明るくして見えるようにしました。

やりすぎたのか、のっぺりしてしまいましたね……。
ここまでやってると、何が正解だか、自分が何をすべきなのか分からなくなってきます。

アドバイスを求める

カフェの社長にヒアリング

実は私はこのカフェに行ったことがないので、加工しつつも、どんどん実際の店内とかけ離れてしまっているのでは??という疑念がありました。
そのため、社長に途中確認の連絡を入れました。

Q:どれが一番、実際の室内に近いですか?

社長「ex01」
色々頑張らないやつが一番近かったのか。。

プロレタッチャーの大谷さんへLINEで質問


こないだTwitterで大谷さんがLINE質問室を開設したと目にしたので、私も試してみることにしました。
「どれがナチュラルなのか」「作業している内に訳わかんなくなってきました…」と元画像とレタッチ画像を連投してアドバイスを求めます。

休日だし売れっ子だし忙しいよね〜気長に待つべ〜と思いきや、さっとアドバイスが返ってきました。

要するに「何を見せたいのか」「何を伝えたいのか」

レタッチの技法に振り回されていたので、目からウロコです。
そうなのです。慣れないレタッチに興奮して、あれができる、これができる、で訳わかんなくなってましたが、そもそも根本の「この画像を使う理由」「この画像で伝えたいこと」が念頭から消えていたのです。
まさに先生のアドバイス……! 何も考えなくてもポチッとなで「正解」を出してくるのではなく、本人に考えさせる、導くスタイル。アタル兄さんかな?!

ex4: ex01をベースに再調整してみた

お店の洗い出し

  • 岩見沢にあるカフェ……岩見沢は市だけど空の広い自然豊かな地
  • グァテマラのフェアトレードコーヒーがメイン……グァテマラの先住民の農家さん達を支援している→南米、エスニック、ちょい粋
  • 天然蜂蜜も扱っている……ナチュラル、オーガニック
  • たまにお店でイベントやったりも……ちょい粋スペース

えー、落ち着くスペースで、小粋で、美味しいコーヒーを飲みながらゆったりできるような、温かみのある方向性を探ります。

で、こんな感じになりました。

ひとまずこんな感じになりました。
見過ぎて他の画像とそんな変わってないような気もしますが、一晩寝かせて明日もっかい確認してみましょう。

レタッチも奥が深いですね。。経験積んだら、さっと方向性決めて調整できるようになるんでしょうか。
でも、やらないことには経験を積めないので、修行します!