After Effects 勉強の軌跡①

ずっとAfter Effects(以下、AE)に興味はありつつも、オンラインセミナーを受講しては「こうかな……」と触ってみる→「よく分からん」とぶん投げるを繰り返していました。
ある日受講したオンラインセミナーの講師が「ガチ初心者でしたが技術書を何冊か買って毎日仕事の後に触って勉強しました〜!」と自己紹介をしていて、そうだよな! 分からないならレベルに合ったとこから学び始めなきゃ! そして、毎日触らなきゃ覚えないよな!と衝撃を受けたのです。
そこからの勉強の軌跡を記録していきます。

私の現状

  • IllustratorやPhotoshopは普通に使える。
  • 遠い昔にDirectorというソフトで簡単なアニメーションは作成したことがあり。
  • Flashは分からないまま放置してたら消えた。
  • AEは何度かオンラインセミナーを受けたことあり(大体、山下大ちゃん先生)、ちょっとだけ触ったことがある。
  • でも起動画面からしてどこが何だかよく分からない。
  • イラスト仕事で動画素材を作成する機会が増え、動画編集に適したパーツ作りができるようになりたい。
  • PIXERを始めとする海外アニメや、マペットもの、ストップモーションアニメが好きなので、自分でもイラストを生きてるように動かしてみたい。
  • コーダーでもあるので、WEBページに組み込むLottieアニメーションをAEから作れるようになりたい。

こんなとこですね。

やっぱ技術書 買わなきゃね

大きい図書館がある都市なら借りることも可能かと思いますが、いつでも手元にあって何度でも参考にしたいので私は買う派です。
買うにしても、本屋に並ぶ技術書から選ぶのに悩んでしまいます。「簡単なことばかり書いていると、すぐ読まなくなってしまうのでは(数千払って買うのに)」「こんな凄いことできる例が載ってる! いつかできるようになりたいからこのレベル買っちゃう?!」などなど。
私のAEレベルは、起動して開いた画面がまず分からないという初心者レベル。安心して初心者向けの細かく解説してくれている技術書が必要です。

選んだのは「プロが教える! After Effects アニメーション制作講座」(ソーテック社)
帯に「はじめての人でも大丈夫!」と書いてるとおり、1ステップずつキャプチャと解説が記されており、置いてかれない頼もしい技術書となっております。

動画 作ってみた

この本に載っている例題を参考に、動画に使うパーツは自分の素材を使って何点か動画を作成してみました。

1作目

「Section1-4 1時間でできる制作の流れ」を若干アレンジしました。素材の読み込み、配置、簡単な移動・キーフレームの使い方を学びます。
オンラインセミナーを受講したときに少しAEを触ったことがあるので、本を読み飛ばしながら作業をしてしまい、書き出しの辺りでミスって何度かやり直しました。

2作目

Twitterに書いてるとおり、一通り本を読み、どこに何の技術が解説されているか把握してから作成しました。
作ってみたかったんですよ、カウントダウンムービー!
本では「Section4-6 プレゼンに使える円グラフアニメーションを作ろう!」の円形マスク、「Section5-4 手書き風の線画アニメーション」の線のうねりを参考にしています。

3作目

本では参考程度に2ページしか触れられていないタイトルアニメーションですが、それでも「こういうことか」と触ってみて把握の手がかりにしたり。

4作目

この頃になると、とにかく動画を作ってみるのが楽しくなってきます。
「Section3-4 ウォークアニメーション」の親子関係を参考にして、目玉は眼孔の動きと共に移動する(衛星みたいなもんですね)設定をトライしてみました。本ではパスを動かす勉強もセットなのですが、それは後回しです。

5作目

ロボットアイコンを回転させて遊ぼう〜〜! と最後の一つだけ「Section4-1 アイコンアニメーションを作ろう! - 9 3Dコインのアニメーション」の3Dの回転をやってみました。
動画を見ていただくと分かるのですが、イラレでクリッピングマスクして隠したパーツまで浮き出てしまっています。
パーツ作り……! こういうの、経験で覚えていかな!

6作目

イラレに戻り、クリッピングマスクをやめて円の中にだけパーツが存在するように整えました。

7作目

どっかのWEBサイトでLottieアニメーションを使った刷毛でペンキを塗るような動きが素敵だったので、真似してみました。
一筆じゃなく折り返しごとに分けて、長方形でマスクを設定しています。マスクの使い方も本を見て作業したんですが、どこだったかな……。
この時点で「開始点」とか「終了点」を自分が理解できてないことを把握。理解できてるとこと理解できてないとこが明確になってきました。勉強の手がかりになるので良い傾向です。

YouTubeでチュートリアル動画を見て勉強する

ここまで来て、Adobeのチュートリアル動画や、過去のオンラインセミナーのアーカイブを見て、当時???だらけだった内容が何を言ってるのか理解できるようになっていました。
ドラクエ3で言うところのアリアハンを旅立つぞ〜〜〜!ってくらいまで来ました。

確かオンラインセミナーの講師をやってて知ったmooographさんのYouTubeチャンネルも、「あ、これやってみたい!」と思っちゃうチュートリアル動画がたくさんあり、こちらで試作を重ねてみました。

8作目

「05 あたたかさ【おもいをつたえるテキストアニメーション】」を参考に、ペンツールを使って一画ずつマスクを設定してみました。
FONTは使い勝手最高級のパンダベーカリー。丁度良いやわらかさで、モニターで見ても紙で見ても文字がきれいだし、どの文字も視認性◎だし、買って損はないですよ!

9作目

こちらは「回転するバウンスボール 【After Effects チュートリアル】」をほぼそのままやってみようと頑張りましたが、顔の回転させ方が付いていけなかったり、背景の平面レイヤーがいつの間にかズレてたり、動きも途中「うーん」な箇所があったり、やはりまだまだ。
ドラクエ3で言うところの、ポルトガに渡れたけど敵が強くて宿屋に逃げ帰ってきたって感じですね。はい!経験積んできましょう!