目次
はじめに
2026年は春からデイワークを時々始め、夏に失業したこともありさらに色々な農作業バイトを経験することができました。季節で移り変わっていく田園風景を眺め、土や生産物に触れ、農家さんの営みに関わり、農繁期のお手伝いをする。ーーいや〜〜本当良い経験ですよ。
体を動かすし早起きだから健康になります。農作業やってるお年寄りは元気なのも納得です(やっぱデスクワークは体に悪い!)
余談ですが、農業系動画コンペでデザイナーとして素材作りをしたときにこの農業バイトの経験が役に立ちました。実際の現場で資材や備品など目にしてますからね。
この記事ではそのデイワークで働いたことをまとめてみます。
まずはデイワークの説明です。開発はKamakura Industries株式会社。各地のJAが協力して全国で利用している農家さんが増加中。
面接や履歴書不要なのは他のスキマバイトアプリと同じですね。
このデイワーク、なんと利用料も手数料も無し! 他のスキマバイトアプリでは「手数料が高い……」と求人サイドの嘆きを聞いたことがあるので、これは家族経営など小規模が多い農家さんにとってありがたいシステム。
農業に特化していることで、農業バイトの経験のあるワーカーを集められるのもメリットかと(未経験者もいます)。
使ってみよう!
まずは登録
デイワークのアプリをダウンロードして、住所氏名等の個人情報と免許証などの確認書類をアップロードします。これは他のスキマアプリと同様ですね。
仕事を探す
自宅から何キロ以内で募集案件を絞り込めます。カレンダーの探している日をタップすると案件の概要がずらずら表示されます。こちらも「募集中優先」「距離が違い順」などで並べ替えができるので便利。
田植え時期〜秋にかけては案件がたくさん出ています(地域にもよりますが)
最初デイワークを利用した時はその町で利用している農家・牧場が1、2件のみで、探すも選ぶも無いよ!という感じでしたが、札幌に戻ってきたら近隣の北広島、長沼、江別、新篠津……とたくさんの募集が表示され、どこに応募しようかと逆に悩むくらい💦
募集概要に仕事内容など明確に記載されてはいるので、家からの距離や時間、ギャラを加味しながら決めて応募します。大体2週間〜数日前の範囲で応募しています。応募殺到でお断りされた(キャンセル待ちになった)場合は他の募集を探します。
他のワーカーさんと話をしてると、最初はなかなか採用されないとのこと。1回目を働くと採用されるようになるそうで。
農家さんも応募者の経歴(デイワークで他にどんな仕事をこなしてきてるか)を見れるので、応募が多い場合はやはり農作業経験者を優先して採用しているようです。
まずは大規模農家で応募人数が多いとか即決のとこに応募して、実績を作るのをオススメします。
この実績を積んで経験を増やしていくのが、ちょっとゲームっぽいですね。
仕事に行こう
前日にアプリ上で「仕事に行く」をタップしておきます。タップし忘れたことがありますが、特に注意されることは無かったです。
大体朝が早いので早起きを頑張ります。朝ラッシュの前に移動することが多いんですが、ラッシュと重なる、幹線沿いの場合は余裕を持って出発します。
途中のコンビニでトイレを借りたり、コーヒー買って一息ついたり。朝のコンビニはありがたみが増し増しです✨
そうそう、農作業ということで車は必須です。
ほとんどの就業先は公共交通で行けるようなとこに無いです。
初めての農家さんでは車を停める場所に悩んだりするので、15分前には現地に着くようにします。開始時間前に点呼を取り、開始時間には作業開始できるようにします。
デイワークでは他のスキマバイトのようにQRコードを使ったチェックイン、チェックアウトはありません。スマホは車に置いていっても大丈夫です。
装備
作業によって多少変わります。募集概要にも書かれていることを参考に、長靴、帽子、手拭い(タオル)、汚れていい服、ニトリルの使い捨てゴム手袋、テムレス(蒸れずらいゴム手袋)、軍手、雨ガッパなど車に積んでいます。
「ゴム手袋」がどのゴム手袋なのか結構悩むところで、作業によって変わるんですよね……。一応複数バリエーションを用意してみています。
服装は、よれよれのTシャツ(自分)だったり、ヤッケ履いてたり、作業服だったり、人それぞれ。
若い子はアウトドア系、ベテランは空調服を装備してるぞ! 髪の色も自由です。
水筒はもはや装備ですね。
農作業いろいろ
ここでは私が経験した各農作業をずらずらと。
田植え
田植え時期になると募集が大量発生します。米が主食の国ではその年のお米を作る一番大事な農作業といっても過言ではないでしょう。日給もいいので会社員でも有休取って参加しちゃえ!
田植えといっても、田植え機に乗り込み田植え作業をするのはもちろん農家さんです。私はハウスから田んぼまで苗箱を軽トラでピストンし、田植え機に苗箱を積み替える作業を担当しました。
かなり待ち時間が発生することもありましたが、苗が植えられていく水田を眺めているのも幸せなひとときでした。
この田植えバイトでデイワークにハマることになりました。
この軽トラの運転手を探している応募が多いです。軽トラはマニュアル車が多いので、マニュアルを運転できる人はその旨をプロフィールに記載しておくと採用率が上がります。若い子はAT限定なのでアラフィフ以上の世代はチャンスですよ!💪
ミニトマトの収穫
どの程度の色付きから収穫するか、どのくらいのサイズからハネるかなど教えていただき作業開始。
天気が良いとハウスの中はサウナ状態に! 絵に描いたような滝汗をかきました。
実の上の節の部分を親指で押すと、ポキッと収穫できます。ヘタは取れると売価が下がるため極力取らないよう気を配ります。
慣れるまで葉っぱの影にある収穫すべきミニトマトを見逃してしまいます。見る角度を変えて収穫漏れがないようにしますが、そうするとスピードが遅くなる……。いつも来ているベテランさんはテキパキ進んで行くので焦ってしまい、色味の基準がズレてきて結局収穫漏れがあることに。
自分の使えなさにみるみる凹んでいきましたが、日雇いで凹んでる場合じゃないだろと黙々と手を動かし作業に食らいついていきます。
農家さんに「焦らなくていい、担当する列をしっかり収穫して」と励まされ、自分が収穫した列はバッチリな状態を目指して収穫を進めました。
ここの農家さんに鍛えてもらったので(ご迷惑をおかけしたとも言う)、その後の他のミニトマト農家さんとこに行ったときは比較的テキパキ作業できたと思います。
ミニトマトといっても品種がそれぞれ違います。各JAでブランディングしているようです。
苗の高さも、時には台に登って収穫するくらいの高さのとこと、ほぼ膝立ちで収穫していく高さのとこと、いろいろありました。
ピーマンの収穫
昔話に出てくる杖をついたおばあさんのような体勢でピーマンを収穫していくため、なかなか腰がつらい。
ハサミを使わず手で収穫していきますが、これは結構すぐ慣れます。◯g以上のピーマンを収穫するよう指示されて、ハカリで確認しながら収穫していきます。段々手で触った時点で重さが分かるようになってきます。でも時々ちょっと軽いピーマンを収穫しちゃって内心凹んだり。
花きの出荷作業
リンドウの出荷作業に入りました。大規模な農園でお盆前の最盛期だったこともあり、従事する人間も多く、細かく分業されていました。
私は収穫されたリンドウの茎の下部分の葉っぱを取る作業を。長さを揃える係の次の方へ回します。
この次の方はインドネシアからの若いインターン女性で、私に日本語で作業の指示をしてくれました。
長ネギの出荷作業
畑での収穫はまだ経験が浅いので、出荷作業のことだけ触れます。
収穫した長ネギの根っこを切る
↓
外側の皮をエアーを使って剥く(青い先っちょが3本になるよう剥く)
↓
本数をまとめて長い部分をカット
↓
箱詰め
の流れです。分業制ですが農家さんは進行状況を見てあちこちに入りテキパキ作業を進めていくので、見ていて感心しちゃいました。
皮剥きでは、最初はもったいなくて外側の皮を剥ききれなかったんですが、「規格だから」とちゃんと剥くよう指示をされました。はい、ごもっともです。
皮剥きはエアーを使う際にだいぶ長ネギの飛沫を浴びてるようで、自分が長ネギの臭いで包まれていきラーメンが食べたくなってきます😅
仕事が終わったら評価をしよう
コメントも書けますが私は単純に「良かった(⭐︎5)」を返しています。農家さんもワーカーへ評価を返してくれるので(基本⭐︎5)要はエールの交換ですね。
ありがとうございました! がんばってください!
たまたまですが、デイワーカーとおぼしき人がGoogleマップでも農家さんにコメントしているのを見つけました。しかも評判のいい農家さんに⭐︎1をつけているという。あの農家さんで揉めるようなワーカーさんってどんな人?!って逆に気になってしまいました。本名でよくやるよ……。
雑感あれこれ
デイワーカーも天候に翻弄される
農業は自然が相手なので天候不順で農産物の育ちが悪くなることも。募集をかける時期は2週間ほど前のため、作業日の状況はその時点で読めないんですよね。そんな場合は収穫できるものがなく、農家さん判断でキャンセルや時短になります(時短の場合は働いた時間×時給となります)。
稼ぎのあてにしてたので残念ですが、そもそも人手の足りない農家さんの助けになればという思いでやってますからそこは仕方ない、割り切りましょう。逆に農家さんの負担になっちゃうとか心苦しいですもん。
そうそう、時短になった場合でもアプリ上では募集時の時間・ギャラで記録が残ります。実際は4時間で早めに終わったのに、募集時の8時間のままアプリでは記録されているということです。
現時点でアプリでは修正する機能はありません。確定申告をする人は実際の作業時間とギャラを別途メモしておきましょう。
休憩時間ってどんなかんじ?
お昼は各自(大体自分の車で)なのは共通ですが、10時15時くらいにある小休憩は各農家さんによります。
車座タイプ
これがオーソドックスなパターン。倉庫でコンテナに座って車座になり、仲良く休憩します。作業について質問したり、ワーカー同士で情報交換したり、農家さんやパートさんの何気ない世間話を聞くのも知見が広がります。
ドリンクやお菓子を出してくれる農家さんも多いです。
各自休憩タイプ
それぞれ車に戻ったり日陰で一息ついたり。1人脱力できるのでこれはこれで◯。
このタイプの場合、休憩に入ったら放置されるので(車座タイプは「ここ座って〜」「お菓子あるよ!」とか話しかけてくれる)放置されたら車に戻ろう🚗
ドリンクやお菓子は付かないので、自分で用意しておきましょう。
休憩時間とギャラ
この小休憩ですが、労働時間(ギャラ)に含めるか含めないかは各農家さんによります。若い世代が経営していると含めないことが増えてくる印象です。他の業種では基本含めませんから、含まれてたらラッキー程度に思っています。
気になる人は、時間と報酬から計算してみてください。
ワーカーさん達
私が会った範囲ですと上は70代〜下は20代。リタイア世代、主婦、デイワーク一本で食ってるプロ(?)、車中泊で旅をしながら働いてる人、農作業初体験、人と一切関わらない人などなど、ほんと様々。
皆稼ぎたくて応募していることもあり、ドタキャンは見たことがありません。
農作業って経験が物を言う世界なので、若ければいい、年取ってるから使えない、というわけではないんですよね。これは採用する側も悩ましいだろうなと(だから経歴を見るのか)
農家さんに気に入られて半ば専属のようになってるワーカーさんもいらっしゃいます。
農家さん達
新規就農者、内地からの開拓してその3代目、親の農園を継いだ2代目、何十人も雇ってる大規模農園、正しい意味でアットホームな農家さんなど、こちらも様々。
皆さん毎日入れ替わる日雇いを使い続けてるので、基本的に説明慣れしています。稀〜〜にあまり説明が上手くない農家さんもいるにはいます。
募集概要を見てもそこがどんな農家なのか分からないので、実際に行くまでドキドキします。私は口コミはあんま見ないんですが(当たり障りのない文章ばっかだし)、人気の農家さんの口コミを見ると具体的に褒められてるので、気になる方はチェックしてみてください。
個人的に、パートさんが明るく元気なとこは「当たり」だと思ってます😃
デイワーク向き不向き
最後に。
農家バイトはオススメですが、人によって向き不向きがあります。
以下、個人的な意見です。(箇条書きを入れるとAIで作った文章っぽくなりますねw)
農家バイトが向いている人
- 車がある
- もくもく作業ができる
- 指示が聞ける
- 基礎体力がある
農家バイトが向いてない人
- 朝起きれない
- 汚れるのがイヤ
- 基礎体力がない
- 足腰が痛い
- 気分にムラがある(作業が雑になる)