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導入部:カードローンで借金があった話
遡ること数年前、前の前の転職の時、3月いっぱいでA社(給料:月末締め当月末払い→つまり最後の給料は3月まで)を退職しました。
給料が安くて辞めたこともあり、預金は0。
A社在籍時にも転職活動をしていてB社の最終選考まで行ってもう就職決まったつもりでいたら落とされ(面接で「顧客や社員に対して一番大切なものは?」と聞かれ「誠意だと思います」と答えた瞬間、実質上の経営者が『帰れ』って顔になったんですわ。人間性が合わなかったんだろうし落ちて正解でしたね)、4月から次の就職先を探し、5月に派遣社員としてC社(給料:月末締め翌月末払い→つまり6月末まで給料を貰えない)に入社しました。
転職の期間が短か過ぎてハローワークの再就職手当も貰えませんでした。ハロワを通して就職先を決めれば貰えたのですが、それよりもC社が魅力的でさっさと就職を決めたかったんですね。
以上の経緯により、丸々3ヶ月分の生活費をカードローンで借金しました。
しばらく節約できてない時期もあり、追い討ちのように全道停電で出勤日が減って手取り11万になってしまった月もあり(なんと派遣社員は災害時の補償が無いんですね。これがきっかけでD社からの正社員でのオファーに応じることになりました)−−、なかなかの期間でリボ返済の利子だけ返してるような状態が続いてしまいました。感覚的には毎月返済しているつもりでも、借金の額は全然減っていかない……!
さすがにヤバイと危機感を抱きました。たまたまキャンペーンで金利の低いとこがあったので借り換えをし、地道に返済を続けてこのたびようやく完済となったのです。長かった!(皆、リボはやめとけ!)
月々返済に回していた分、少しお金に余裕が出てくるはず。いい年して貯金0で両津勘吉のような生活をしていてはダメでしょ。
お金の使い方も含めて見直しつつ将来のことも考えてーー、
そうだ、小規模企業共済に加入しよう!
小規模企業共済とは
さて本題に入ります。
小規模企業共済とは、中小企業の経営者や個人事業主が、廃業・退職時のために積み立てられる退職金制度。
- 掛け金が全額所得控除される
- 事業資金の貸し入れができる
- 掛け金は月額1,000円〜30,000円まで500円単位で設定できる
- 掛け金の設定は加入後も変更できる
- 途中で解約できる
中小企業の経営者や個人事業主のための制度なので、会社員だと加入できませんが兼業個人事業主は加入できます。
ガチで節税効果を狙っている人は掛け金を月額上限まで払ってるそうで、リッチでうらやましいですね😌
この共済、20年は払い続けないと解約時の払い戻しが払った額より下回るため、私の場合、年齢的にもギリギリかな〜という感じです。しかしですよ、自分の口座だとそもそも貯められないのでいいんです! 何回も言いますがいい年して貯蓄0ですからね。
加入申請してみよう!
申請書を入手する
資料&書類はWEBサイトから請求します。郵送されてきたら資料に一通り目を通し「見やすいデザイン……新ゴ……」とか思いながら、申請書に必要事項を記入します。結構ハンコを押すところがあるので忘れずに。
掛け金を決める
節税にもなるとはいえ、いきなり月額万単位のお金を払えるほど余裕がありません。
実家の状況がアレなので突発的にお金が必要になる可能性もあります。
途中で掛け金の変更もできるので、着実に支払える3,000円/月でスタートしてみました。
申請書を提出する
記入した申請書は最寄りの加入窓口(商工会議所や銀行など)へ提出します。郵送で書類を提出できないんですね。私は引き落とし口座の銀行でもある北洋銀行へ持って行きました。
窓口へ行く際は、確定申告の控えか開業届の控えを持参しましょう。念の為、ハンコや通帳も持参すると不備があったときいいでしょう。
窓口に書類を提出してから確認等で10分ほどかかりましたが、特に問題なく受理されました。が、行員さんが「お客様……」と話を続けたがっている。何々、何かミスった?
行員さん「iDecoもオススメですよ」
営業かーーい!
2週間ほど経ったら中小機構から手帳としおり等の書類が送られて正式加入だそうです。審査の結果お断りされることもあるそうなので、まだドキドキ。
銀行の窓口に出向いた翌日、銀行より受付確認書が郵送されてきました。月額掛け金の欄に30,000円と記入されています。え、誰が払うの? 私払えませんよ??
提出した申請書には確かに3,000円と記入しているので大丈夫だとは思いますが、週明け銀行に確認の電話。電話番の人に「これこれこういう訳で確認の電話です」と伝えます。
電話番の人「月額掛け金3千万円で申請したところ、確認書では3万円になっていたということですね?」
増えてるーーーーーー! 月額3千万も払えるなら○○区に住んでないよーーー! と紆余曲折(ネタ提供)ありつつ、金額を訂正した確認書を再度発送してくれました。解決👍(多分)
その他の節税対策は後で考える
そもそも貯金も無いような人間があれやこれや節税対策ばかり頑張っても仕方ないよね、と、それより稼ぎを増やす方にフォーカスした方がいいんじゃないかなということで、今の段階では小規模企業共済だけにしておきます。
似たような制度でiDeCoもあるんですが、一度U銀行に資料請求をしたところ、届いたパンフレットのデザイン(情報整理も含めて)があまりにも酷すぎて目が滑り、興味を失ってしまいました。U銀行の行員さんはあの資料を広げて客に説明とかしてるんですかね。。