目次
はじめに
完全リモートワークになってから4年が経ちました。リモートワーク自体、すっかりこれが当然な暮らしとなっています。
この1年で変わったことといえばネット環境。家ではSoftbank Airを使用していましたが利用規約の改変があり、たびたび中期帰省をする状況の私には使えないサービスになってしまいました。
現在は会社支給のWiMAX(わざわざGalaxy端末を扱ってるサービスで契約してもらった)を利用しています。札幌も岩手の実家も5Gのエリア内、動画配信をたくさん観ても速度制限無し、と快適◎
そして、2024年の元旦から石川を中心に大規模な震災がありました。
揺れてもいない地域でニュースを追いかけてイライラそわそわしてSNSで勝手にケンカしてても仕方ないので、自分の防災対策や備蓄を見直すことにしました。
都市在住であれば、よっぽど住んでるマンションに被害が出ない限りは自宅避難です。人口過密地帯ですので、介護や福祉など援助が必要ない私のような人間には援助物資は無いでしょうし。
2018年の北海道胆振東部地震のときは停電のためマンションの水道も止まり下水設備の状況も分からなかったため、別の区の友達の家でトイレ借りたり、先に停電が解除になったエリアの友達の家でシャワーを借りたりしました。
またハザードマップで居住区域を調べると、地盤も比較的しっかりしてる、洪水の危険性も数百年に一度レベルかな。
それを踏まえると「避難所に行く」「マンションに引き篭もる」という状況自体、そんな無いんじゃないかと思いますが、実際何がどうなるか分からないのが災害なわけで。
一人暮らしの手狭なマンションでは大量にストックできる場所もないし、溜め込み過ぎて管理できなくなっても仕方ない。できる範囲で用意しましょう。
防災バッグは用意しない
「防災バッグなんか必要ない」という意味でなく。
必要なものは状況により変化します。その時の状況に合わせてパパッと集められるよう、普段から整理・把握しておくという選択です。
とはいえ、改めて市販の防災バッグの内容物を見たらさすがのラインナップなので参考にはします。
いつでも持ち出せるよう用途に応じてまとめておく
もちろん肌身離さず持ち歩く、財布、スマホ、鍵は別枠です。
ポーチA(普段持ち用)
ポケットティッシュ、携帯用ウェットティッシュ、絆創膏、ビニール袋、ライナー、薬用リップ
ちょっとお出かけの際にバッグに常備。大通りや札駅程度なら徒歩1時間ちょいで帰ってこれるので最小限で。
ポーチB(お風呂・お泊まり用)
歯ブラシ、石けん、コンディショナー、ハンドクリーム、化粧水、オールインワン化粧水、コットンパフ、綿棒など
ジムバッグにポーチB(お風呂・お泊まり用)と、手拭い、バティック、内履きも入れていつでも持ち出せるようにしています。外では石けんで全身洗っています。バティックはインドとかの薄くて大きな布で、折りたたむとコンパクトになるし乾きも良いしシーツ代わりにもなったり重宝しています。
ポーチC(医薬品)
胃腸薬、風邪薬、鼻炎薬、消毒薬、絆創膏、ワセリン、軟膏など
要するに救急箱です。一人暮らしで持病も無いのでポーチに収まっています。今回中身を確認してみたところ使用頻度の低い痛み止めは使用期限が切れていたため廃棄。
ポーチD(ガジェットポーチ)
モバイルバッテリー、コンセント(USB Type-A、USB Type-C)、USBケーブル(USB Type-A→mini USB Type-B、Micro USB Type-B、USB Type-C、Lightning。USB Type-C→USB Type-C)
USBケーブルの種類が多い!
車内の備蓄品
ティッシュ、トイレットペーパー、ブランケット、ハサミ、割り箸、紙コップ、紙皿、軍手、手拭い、貼るカイロ、携帯用トイレ、レインコート、傘、現金、古いメガネ、マスクなどなど
出かけるときにはこれと別に水や食糧など組み合わせて持ち込んだりコンビニに寄ったり。長距離ドライブ時に悪天候や事故などで車中泊になっても対応できるような想定です。北海道なら大雪で立ち往生とか普通にあり得ますから。
車内に積みっぱなしの場合、暑さにも寒さにも強い必要があるので電池は無理ですかね。
車の中は色々詰め込めて楽っちゃ楽なんですが、人を乗せる際はこれらの自分の荷物は降ろさなきゃないんですよね。。
家の中の備蓄品
マンション内で3日自宅避難すると仮定します。
衣
家の中だからまぁそのまんまで。
パンツ以外季節によって着替えの用意も変わってきますしね。
食
水
スーパーやコンビニでお安い2ℓのペットボトルを数本ローリングストック。長期保管のものは気付いたら期限切れしそうなので、通常のミネラルウォーターを買っては使ってする感じで。
10ℓの水用ポリ容器も所持しています。嵐の日には停電を恐れて水道水を貯めてみたり。水を汲みに行く時にあるとないのとだと雲泥の差です(北海道の全域停電のときは500㎖や小さい水筒で何本も水を汲んでいる人もいて大変そうでした)
食糧
インスタント食品にしろ缶詰にしろ、日常的に消費するものをローリングストックするようにしています。後述しますが冷凍品はストックしていません。
アレルギーや自然派など食に制限のある人こそ自前で用意しておかないとですが、私は虫以外はOKなので楽。
いずれにせよ、米や粉物は長期保存すると虫やダニが発生するなど食材の保管にも気を使います。長期保存用の食糧も2、3年で存在を忘れて結局賞味期限が切れてしまったり、食べたまま補充せず肝心なときに食べるものが無いことも。「入れ替え」を意識しなきゃなぁ。
食糧じゃないんですが、カセットコンロとガス缶も所持しています。ガス缶にも使用期限があるので、たまに普段使いしてガス代節約に充てています。
住
暖房
マンションなので備え付けのストーブがあるのですが、ずっとポータブルの石油ストーブを使用しています。ストーブの上でお湯も沸かせるし調理もできるし、リモートワークでずっと家にいるから急に部屋を暖める必要もないのでゆったり使えています。
灯油は10ℓのポリ容器を2つ用意し、片方が空いたら近所のGSに歩いて買いに行っています(18ℓだと重い)。なので常に10ℓ分は備蓄している状態です。メチャ寒い時期で5日分ってとこですね。
電池・照明類
ランタンやLEDライトなど家にあるものは基本単三電池で動くものを揃えています。
単三のエネループが1ダースあって日常的に使用→充電しています。
モバイルバッテリーもJackeryのポータブルバッテリーも、ソーラーで充電できるようにしていますが当たり前ですが晴れてないと充電できない。そこは割り切りますわ。
バッテリー類は満タンあるいは空っぽにしておくとバッテリーの寿命的によくないそうなので、75%程度でとどめています。
一応マッチやティーカップキャンドルもありますが、非常時には使わないかな? 気がせいて安全確認も疎かになりそうだし。
冷凍庫
一人暮らしサイズの冷蔵庫は冷凍庫が霜取り対応のために溶けては凍りを繰り返し、中長期の保存に適していません(氷とかアイスとか蒸発しちゃう)。
そんなわけで短期間で消費するご飯や冷凍食品を入れるくらいしか使わないのですが、冷凍庫は中は満ち満ちにしておいた方が節電になるそうで。そこで500㎖のペットボトルに水道水を入れて凍らせています。
停電のときは冷蔵庫に移せば保冷剤代わりになるし。夏場は扇風機やデスク周りに置いてささやかな冷気を得ています。
非常用トイレ・携帯トイレ
非常時のトイレ事情は精神衛生にも体調にも直結します。極力使う状況に陥りたくないのですが、お守りとして。便器にセットする非常用タイプは家にストック、個別に使える携帯タイプは車にストック。臭い漏れしないゴミ箱も念の為用意しました。
日用品
ティッシュペーパーやトイレットペーパーは残りに余裕がある段階で購入しています。おかげでコロナ禍で品薄になったときも大丈夫でした。
ウェットティッシュは献血のたびにもらっていて、子持ちの友達にあげてもどんどん溜まっていくという。
貼るカイロは北海道だと夏でもキャンプで必要だったりするので常備マストです。
寝る
自宅避難なら普通に布団で。自宅以外なら一人用テント、寝袋、シルバーマットなど。
キャンプや野外フェスに行く人は誰でも持ってる寝袋ですが、他の人の防災グッズとか見てると寝袋を用意している人は少ないようで。同じ雑魚寝でも毛布をかけただけと寝袋に入っているのとだと安心感が結構違います。
さまざまな状況を想定してみる
自宅以外への避難
車が使えない状況としてーー、
一泊程度の徒歩での避難
ポーチA(普段持ち用)、ポーチB(お風呂・お泊まり用)、ポーチD(ガジェットポーチ)、寝袋、マスク、貼るカイロ、ティッシュペーパー、折り畳み傘、水、食糧など。
一週間程度の徒歩での避難
上記に追加して、着替え、ポーチC(医薬品)、電池&ランタン、ウェットティッシュ、トイレットペーパー、ライナー、ブランケット、水筒など。
火事や漏水
マンションがピンポイントでインシデント発生したケースです。こっちの方が遭遇する可能性が高いかも。
マンション内のものがほぼダメになるとすると、仕事柄なにがなんでもPC類は持ち出したい(苦笑)
ノートPC 2台、それぞれの充電コード、マウス、Mac mini、会社支給のAndroid(業務の認証もこれでおこなうため無いと仕事が詰む)、WiMAX、PCバッグに詰め込むとしてPC類だけでかなりの重さです。
通帳やハンコも持ち出したい……。エレベーターもない小さなマンションで玄関を出て5秒で表に出れるけど、状況的に避難するリミットが短いし持ち出したいものが一気に増えてしまいますね。この場合、「一週間程度の徒歩での避難」でリストアップしたものをかき集める余裕もなさそうです。
時々、何分で必要なものを取りまとめれるかイメージトレーニングしないと。場所の把握にもなるし。
実家での防災
私的にむしろこちらの方が重要です。正直、一人ならどうにでもなるんで。
家族は皆持病や障害があるので、例えば水は500㎖のペットボトルじゃないと持つのが大変です。
食糧に関しては、糖尿病、高血圧でもOKな食品を聞き取りを始めるところからですね。。どうでもいい愚痴から話が始まるだろうから聞き出し終わるより先に私がキレそうですが。
オール電化住宅なため、停電になったら暖房も調理器具もストップします。カセットコンロはあったけど、家族が使えるのか確認してみなければ。
懐中電灯は一応あるっちゃあるんですが、電池の交換がしやすいか、片手だけで操作しやすいかなども次の帰省で確認してみます。
避難所は、津波が来た場合に町内の皆が避難する山の上の神社とか家族は絶対に階段を登れないです。地理的にも家の2階にいた方がまだ安全だし(2階まで津波が来る状態なら、神社の下まで牛歩で向かう途中でどのみち津波に飲まれてしまう)。
しかし家族は杓子定規的に災害時は町内の避難所に行かなければと思い込んでいます。ケースバイケースの柔軟な考え方ができないので、段階を踏んで事前に納得させておく必要があります。
私がいれば車で移動できるので、半身マヒと車椅子の家族は福祉系の避難所に行ければ行った方がいいでしょう。市のHPには情報が載っていなかったので次の帰省のときに市役所に確認してみます。
確認事項だらけだ……😓