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1週間帰省して軽く介護&リモートワークしてきた話 | 岩手県久慈市

コロナ禍でながらく帰省できてませんでしたが、実家の家族は要介護と障害者手帳持ち達で構成されており、そろそろ帰省して色々と状況把握しなければなりません。
そのため今回は微塵もウキウキしない記事となっております。

内地へGO!

八戸港。コンテナがかわいい

フェリーは苫小牧〜八戸ルートのシルバーフェリーを利用しました。
函館〜青森or大間ルートがお安くなっていましたが、札幌から函館まで行くガソリン代や高速代、そして余分にかかる時間(運転する労力)と食費を考えると、苫小牧〜八戸ルートの方が結局お安いという。
フェリーに車を乗せるとお高くなってしまいますが、ナイスなタイミングで確定申告の還付金が振り込まれたので、そこはちょっと気が楽に。
行きの道中でコロナでもインフルエンザでも感染しちゃったらたまらないので、空いてる時間帯の便を選び個室を予約。そのため八戸には早朝に着きましたが、5時から開いている町の温泉行ったり八食センター(初めて行ったけどすごかった!)行ったり一人のびのびとしてから、海沿いを南下し故郷へ向かいます。

チョコQ助とちよこちゃんを食べ比べ

あちこちに運転して用事を足す

実家の近所の元松林。津波で一本以外枯れてしまった。

介護休業・介護休暇といった制度もありますが、有給に余裕があったのでそういった制度を使わなくても対応できました。
家族の葬式など発生した場合は諸々対応するために長くなる可能性がありますから、介護休業を取って介護休業給付金制度(※)を利用した方がよさそうですね。

雑に言うと失業保険や育児休暇みたいま制度。非課税、ただし事後に給付される。

今所有している車は母の形見です。実家ではもう車を運転できる人がいないんですね。となると、帰省すると必然的に運転係になりあちこち行くことになります。買い物にも通院にも車が必要ですからね。

親戚の中には最近亡くなった方もいて、父と菓子折り持って隣村へご挨拶に。家とデイサービス施設の往復でしか外出する機会がなくなった父のために山奥にある父の実家へも足を伸ばしました。
古い方の家は南部曲がり屋でもう屋根も落ち壁も崩れて半分朽ちてるのですが、まだ柱や骨組みが残っていて昔の建築物の頑丈さを感じさせます。
母方の伯母にも会いたかったのですが、体の調子が良くないこともあり町外から来た人は息子でも家族が会わせてくれないようで、会えずじまいでした。

帰省すると、車椅子の人を車に乗せる補助をして車椅子を折りたたんで車に積む→車から車椅子を降ろして組み立て車から人が降りるのを補助して車椅子に座らせる一連の作業がスキルアップしますね。

細々と買い出し

スーパーやドラッグストアへの買い出し以外にも、父の電動シェーバーを買ったり、風呂場のシャワーヘッドが古くてダメダメだったので節水タイプのシャワーヘッドを買って交換したり、なんやかんや金が飛びます。還付金にほくほくしてたのにここでぶっ飛びましたわ。フェリー代は頑張って副業で稼ぎます😭

盛岡のベアレンビール。とても美味い。

細々とゴミ捨て

この自治体の焼却施設、ゴミを車で持ち込むと自分で深さ十数mくらいある炉にポーイと投げ込めます。リアルで「ゴミを投げる」(東北の方言「ゴミを捨てる」の意)を体験できるんですね〜〜。
また、大型ゴミは山の上の方のゴミ処理施設まで、新聞紙などの古紙は回収拠点があるユニバースへ持ち込むなど、物置いっぱいに溜まってたゴミを頑張って処分しました。

3回半休取って家のことを諸々

細々と垣根の枝刈り

ずっと放置されていたので枝が好き勝手茂っています。刈バサミを買ってきてそれっぽく刈り込みます。刈り込みなんて初めての作業でしたが春先なのでまだ虫がいないのでチャレンジしてみました。
落とした枝が仲の悪い(というか一方的にウチを嫌っている)お隣さんの敷地に落ちてしまいましたが、勝手に敷地に入るわけにもいかず、まだコロナに危機感を抱いている田舎で札幌から来た人間が「すみませーん!」と訪ねていくのも良くないし、ひとまず放置。そのうち怒られると思います。
また、逆のお隣さんはもう何年も空き家になっていて、畑から延びた蔓がウチの垣根に絡みついていました。根本から切ってやりたいけど、こちらも空き家とはいえ勝手に入るわけにもいかず。

細々とお掃除

元々掃除が苦手な家庭で、家族は視力も半身に不自由がありヘルパーさんも今は頼んでないとのことで、家の中はどんな状況になってるかと冷や冷やしてましたが、まぁ想像してよりはマトモな状態でした。
しかしキッチンや水回りなどはやはり汚い。目に付いたとこを毎日少しずつ掃除していきました。といっても、アルカリ電解水スプレーをかけて拭くとか、クリームクレンザーかけて磨くとか、キッチン泡ハイターかけて擦るとか、そういうベーシックな作業でも汚れが落ちてくれたので楽でしたが。
目に見えて汚れが落ちていくと達成感ありますね(笑)
一番の難所の一階トイレは今回は見て見ぬふり。あれはもう便座ごと交換した方が早いんじゃないかな。

自室でリモートワーク

コロナ初期に2ヶ月ほど帰省したときに机など揃えていたので作業環境としてはまぁまぁです。(当初ちゃぶ台と座椅子で作業していたら3日で腰を言わせてしまいました)

アイリスオーヤマのコンパクトな家具

この電気代高騰の時代、実家はオール電化住宅。日中は屋根の上のソーラーパネルで発電しているので問題ないのですが太陽が沈んだあとに電気を使うのはしのびなく、夕方以降は持参したJackeryのポータブル電源&ソーラーパネルを活用しました(車で帰省すると荷物をたくさん運べるのが利点)。
Softbank AirとノートPCを繋げるくらいなので、寝るまでの数時間くらいなら400Whでも全っ然余裕でした。
しかし、さすがに小型電気ストーブを点けるとポータブル電源の残量がみるみる減ってってビビり、ストーブは極力点けずに貼るカイロと毛布でしのぎました。なんちゃってサバイバルですね。でも、あんまり痩せ我慢してると自分が体を壊すことにもなりかねないので、考え物です。

晴れてたので発電も順調

移動型リモートワークの難点

生活のリズムや食生活が崩れがち

買い物や送り迎え、記憶があやしい家族とのコミュニケーションなどで時間と精神力が奪われ、夜になると勉強する気力が残っていません。でも世の中の親御さんや家族のケアをしている人たちは働きながら毎日こなしてるんですよね。。すごいわ。
また電気代を使いたくないので夜早く寝ることに。肌はきれいになりましたね。やはり早寝は大事らしい。
食生活も家族と食事の時間が合わないし(夕食が17時って……)、高血圧だ糖尿病だと食事に制限があるしで食事はほぼ別にしましたが、自分で調理できないと栄養バランスが乱れますね。

移動・荷造りで時間が取られるし、何かを紛失する

移動に関してはそれも旅として楽しめればいいんですが。

直で移動する場合はまだいいんですが、途中泊まりを挟むとてきめんに何かを紛失する率が上がります。
旅慣れた経験から「そもそも荷物を広げない。一々元の位置に戻す」をしていたつもりが、こともあろうかApple Pencilを紛失してしまいました。金欠のタイミングじゃなくても痛い出費です😭😭😭

リッチな作業環境になれると出先で困るかも

普段デュアルモニターで作業しているとノートPC一台だと画面が狭く感じてしまいます。時々シングルモニタに慣れておいたほうが良さげです。

色々と考えることいっぱい

障害年金請求の調査

兄弟の一人は障害者手帳1級を持つくらいの障害なのですが、ケアマネさんに障害年金の相談をしたら断られたそうで。実際ケアマネさんの仕事の範囲ではないので断るのは当然ですが、そういった理由も告げずただ断ったため、家族は申請自体を諦めてしまっていました。せめて「そういうのは社労士さんに相談して」くらい言ってくれてもなぁ……。

後日、こちらの勘違いだったことが判明。詳細は別記事にまとめます。大変失礼いたしました……。

そんな感じで残念ながらどうもケアマネさんと良い関係性を築けていないようだし、親の年金と授産施設での賃金(とても安い)で家族3人が暮らしていて電気代と医療費だけでほぼ飛んでるはずだし、放っといたら一家心中する未来しか見えません。
これは私がどうにかするしかない! しかしさすが田舎、管轄の年金事務所が二戸市にありそこまで北上山地を越えて車で1h強。何度も行き来するのも手間を省くため申請の流れや手続きに必要なことを事前に調べておいて、次回帰省したときに申請の相談に行くことにします。
病院に診断書を書いてもらう必要もありますし、病院の医療ソーシャルワーカーさんにも相談してみなければ。社労士さんはいい人がいれば紹介してもらいたいけど、そこはあまり期待せず自分で頑張る方向で。

というわけで、頑張ってきました!

ネット環境は要再考か

今回気付きましたが、Softbank Airの利用規約が2022年に変更になっていました。登録している住所以外で使うなよ(帰省や出張といった出先で使わせないための措置らしい)ということで、My Softbankから住所変更が簡単にできるのですが月一回までしか変更できないという制限がかかっていました。私にとってはあまりにクリティカルな規約変更です。WiMAX等への乗り換えも考えねば。。

今後のこと


こちらの記事でエンディングノートの話題をしましたが、なんでそういうお終いのことを気にするかと言いますと、実家の家や墓や最終的に一番若く健康な私が処分する可能性がとても高いので、悩みの種なのですね。まぁ今から囚われてる必要もないのですがずっと頭の片隅に居座っています。

実家から離れて暮らしていても一人暮らしってコスパが悪いこともあり車を所有しながらとても貯金なんてできない暮らしです。帰省のたびにフェリー代がかかる、また、いつ突発的に家族が入院(あるいはそれ以上)の事態が起きるかも分かりません。アラフィフになるまで自由に自分自身の好きに生きてきましたが、そろそろ年貢の納め時かなと。
10数年住んできた札幌にも疲れてきていたし(私には都会過ぎる)、実家に戻ることも視野に入れ始めています。

かといって兄弟と仲が良くないので早々にケンカ別れするかもしれませんが。
映画の趣味が合う人以外には伝わらないと思いますが、映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を観たことで、受け入れる、折り合いを付けるモードになってはいます。(でも担当のケアマネはどうかと思う)