Adobe Photoshopのことを詳しく知らない人に向けて、「こういうことは簡単にできるよ」と伝えるための記事です。
「この画像、ちょっと直せたらいいけど大変なの(お金かかるの)かな?」って、分からない人は分からないじゃないですか。この記事で紹介する範囲は気軽に頼んで大丈夫だよ!という参考になれば。
「頑張ればできるよ」は紹介しません。
目次
白黒画像をAIで色付け
フィルター
> ニューラルフィルター
> カラー化
カラー画像を白黒画像にするのはもちろんできます。今は白黒画像をカラー画像にすることができるのです!
AIでの着色なので、微妙に違和感があることも。そこは必要に応じて手作業で色味調整しましょう。
これをPhotoshopのニューラルフィルターにかけることで、すぐカラー画像にすることができます。
AIが人物をちゃんとアフリカ系と認識してそれっぽい肌の色を着色しました。背景はAIが「空」と認識したのかな、ちょっと青くなってますね。
プライバシーの関係で記事には載せませんが、知り合いの北方系日本人の写真でも試してみましたが、ちゃんとアジア系と認識して着色していました。
画像を広げる
編集
> コンテンツに応じた塗りつぶし
画像の写っていない箇所をAIで広げることができます。トリミングや断ち切りで「この画像、もうちょっとだけこっちが広かったらいいのに!」ってときに超便利。
ただ、複雑な画像になると広げた箇所の描写が怪しくなるので、そこはご注意ください。
風景画像で試してみましょう。
この画像の上下左右をそれぞれちょっとずつ延ばしてみます。
右側の海の表面、下側の草むら、特に木の杭のあたりは分かりやすく描写がおかしくなっていますね。
遠く(近く)をぼかす
フィルター
> ニューラルフィルター
> 深度ぼかし
スマホで撮影すると大体どこもピントが合ってきれいに映ります。でも遠くやあるいは近くをぼかして遠近感(ニュアンス)を与えたいこともあるかも。そんなときもさくっとAIでぼかしをかけることができます。
先ほどの積丹半島の海の画像にぼかしをかけてみました。
ちょっとただの風景だとエフェクトをかけてもピンときませんね。。
人物がいると分かりやすいかも。(プライバシーに配慮して人物の顔がちゃんと写ってない画像です)
元の画像では奥で振り返ってる(こちらに視線を向けている)男性に目が行ってしまいますが、遠くにぼかしがかかったことにより手前の人物に目が行き、距離感も強調されたんじゃないでしょうか。
このぼかし具合はもちろん調整できます。
被写体(人や物)を消す
編集
> コンテンツに応じた塗りつぶし
とかスタンプツール
とかスポット修正ブラシツール
とか
「この写真がベストだけど、ちょっと余分なのが写っちゃってる!」なときに。
先ほどの阿寒湖の画像から人物を2人消してみました(道まで途切れてしまってますがこういうのは適時手で修正します)。
シンプルな背景の方がより簡単になります。背景が複雑だったり、消したい被写体が大きかったりするとちょっと面倒くさい作業になります。
というわけで、この雪原が処理しやすいので先ほどの画像を選びました。消した二人に他意はないんです!
さらに左側の足跡も消してみます。スポット修正ブラシツールでささっとなぞるだけ。
ざっとやったので、ちょっと雑ですが。丁寧にやればもっとキレイに消せます。
空を置き換える
編集
> 空を置き換え……
またまた先ほどの阿寒湖の画像を使って、空を置き換えてみます。
調整が雑なので若干違和感がありますが。
青空だったり夕焼け空だったり、手持ちの空の画像を使って合成することもできます。
冬雲のたなびく青空画像がなかったので雲無しの青空にしたんですが、これじゃ「空を置き換え」機能を使ったのか、青グラデーションを埋め込んだのかちょっと分かりずらいですね。。
顔の肌をきれいに
フィルター
> ニューラルフィルター
> 肌をスムーズに
肌をきれいにする処理も今やAIでさっとできます。これ、プロのレタッチャーが地道に作業していたやつなのに……。
肌の質感を潰すことなく、ナチュラルなベースメイクをほどこした後のような状態になりましたね。
(時々、選挙ポスターでやり過ぎな加工を見かけますが、このフィルター使ってナチュラルな加工に留めてほしいもんです)