家族の障害厚生年金、申請できるかな

実家の状況

家は持ち家(バリアフリー住宅。手すり完備)
父:後期高齢者。要介護2。車椅子生活。老齢年金受給。
姉A:10年ほど前に脳溢血を発症、半身マヒおよび高次脳障害の後遺症を抱え、就労継続支援B型で月2万弱の稼ぎ。
姉B:2年前にくも膜下出血を発症、半身マヒおよび高次脳障害の後遺症を抱え、就労継続支援B型で月1万ちょいの稼ぎ。←今回の申請はこの人の分。

平たく言えば、家族3人が父の年金でつつましく暮らしています。
全員障害者手帳を持っているし、父はデイサービスかショートステイに通ってるので、ケアマネさんのサポートや福祉の手は届いているようです。
が、3人の中で比較的頭がしっかりしている姉Aも、例えばコロナ陽性になったときにスマホから陽性者登録ができなかったり、マイナンバーカード取得に伴うポイント申請もできなかったりと、複雑なことは対応できません。

障害年金とは

障害年金とは、国民年金法、厚生年金保険法等に基づき、疾病又は負傷(傷病)によって、所定の障害の状態になった者に対して支給される公的年金の総称である。

Wikipediaより

年金システムの一部です。正確には「障害基礎年金」「障害厚生年金」と2つあります。初診日(発症日)に厚生年金に加入していれば「障害厚生年金」が当てはまります。「障害基礎年金」の上に払っていた厚生年金を載せて支給される形です。
障害を負って労働に支障が出てしまった人へのセーフティネットですね。

障害年金を申請するには

まず大前提ですが、年金システムの一部なので初診日(発症日)時点で年金を支払っている必要があります。
たまに「自分は長生きする気もないし、どうせウチらの世代は年金なんて貰えないんだから、年金なんて絶対払わないよ〜〜〜」という人がいますが、そういう人は申請できません。

時系列・経緯など状況がシンプルでかつ時間的余裕があるのなら個人で申請もできますが、要件が複雑だったりある程度専門的な知見も必要なため大抵の人は社会保険労務士(以下、社労士)に依頼して申請するのが一般的でしょう。

実家の場合、田舎で社労士さんが数人しかいない&皆さん障害年金に詳しくなさそうだったため、私が帰省して姉Bの障害年金の申請にチャレンジすることにしました。
この段階で姉Aからは「ケアマネさんも病院の相談員も誰も助けてくれなかった」「ダメだと言われた」「とにかくダメと言われた」と聞かされ、私も「職務怠慢だろぉ〜〜〜! 舐めやがって〜〜!」と怒りモードでのチャレンジスタートです。

Before: 悪い先入観に飲み込まれてました

申請チャレンジ、スタート!

まずは知らないを知る

「障害年金」があるということくらいしか知らない状態からスタートしました。
そのため、まずは勉強しなければ話になりません。「障害厚生年金」「受給者要件」などの単語が分からなければ、年金事務所等での相談もただただ時間の無駄になってしまいます。

ネットで検索すると、全国の社労士のサイトに障害年金を勝ち取った実績がたくさん掲載されています。しかし、これはあくまで実績。失敗したケースなんて載せませんよね。そして細かく知りたい部分に関してはあまり記述されていませんでした。

やっぱ本です! 障害年金に関する本は何種類もあります。札幌の図書館で本を複数借りて実際に内容を確認してから購入しました。
購入したのはこちら。日本法令から出版されている「7訂版 はじめて手続きする人にもよくわかる 障害年金の知識と請求手続ハンドブック」です。


この本は初歩的な説明から始まり、申請業務にあたる社労士向けレベルの色々な事例・記入例まで載っていてとても勉強になりました。また、年金事務所の職員・病院のスタッフとの応対についても、「一緒に申請をしていく仲間のようなものだから、態度悪く接するとか最悪だぞ(意訳)」と書かれており、当初キレ気味で帰省しようとしていた私にとって心を入れ替える良いきっかけとなってくれました。
下手したら「カリフォルニアから来た娘症候群」で人間関係をズタズタにして引っ掻きまわすだけ引っ掻き回しかねなかったので、重要な記述でしたね。

また、5chの専門板の該当スレッドで、申請をした当事者たちが忌憚のない意見や各々のケースのナレッジ共有、相談等をしており、これもめちゃくちゃ参考になりました。こういう強みは唯一無二ですね。昔、残業代を労基署を通して奪い返したときも2ch(当時)の専門板が役に立ったもんなぁ( ´Д`)

帰省のスケジュールを組む

初めは夏頃の帰省を考えていましたが、夏といえば野外フェスのシーズン。申請完了まで1ヶ月半〜2ヶ月かかるとすると、行きたいフェスと被らないようにしたい。でも、フェスの日程はなかなか発表されません。「スケジュール調整したいのに〜」とヤキモキしていました。
ここで友達が「わざわざ夏のフェスシーズンじゃなく、春のうちに帰って申請すれば?」とナイスアドバイスをくれます。確かに🦀
仕事は完全リモートワークなため、移動日さえ週末に合わせればいつでも帰省できます。5月上旬から6月いっぱいを想定して服の荷造りをします。
その後、竹原ピストルの札幌ライブが6月中旬に決まり、それまでには申請を終えたいモードになりましたが。

時系列をまとめる

帰省と前後して、姉Bの要件を確認します。時系列ごとにExcelにまとめました(といってもメモ程度です)。
不幸中の幸いで、姉Bがくも膜下出血を発症したのは別件でN病院に入院していた最中でした。そのため、初診日にあたる日も該当医療機関も明確でした。
当時就労していたので、厚生年金加入中。つまり障害厚生年金の申請になるので年金事務所に行く必要があります。(障害基礎年金は自治体の役場で申請できるらしい)

(この初診日が申請チャレンジの第一の関門で、姉Aの場合は脳溢血になってから大分経過しているため病院にカルテが残ってなさそうので、障害年金の申請もせず老齢年金まで耐え忍んでいます。)

また、N病院からリハビリ専門のH病院への転院、H病院退院後のN病院での診察日、地元のK病院を紹介されそちらで診察〜授産施設で働き出した現在に至るまでの時系列も、ここ2年の範囲なので遡るのもそれなりに簡単でした。

年金番号を調べる

姉Bは基礎年金番号通知書を紛失して年金番号が分からないとのことで、まずは市役所へ行き再発行手続きが必要でした。必要な書類を貰い、家で記入してから再度市役所へ行き提出。再発行手続きから1週間ほどで基礎年金番号通知書が実家に届きました。
この間、私が姉Bの部屋を整理してねんきん定期便を発掘たことで年金番号は発覚しますが、発掘できなかった場合や、どうせ将来的に基礎年金番号通知書は必要なんだし、再発行しといて無駄ではないでしょう。
年金番号が分かれば年金事務所の方で過去の加入履歴を洗い出してくれるので、こちらで頑張って加入履歴を調べなくても大丈夫でした。

予約と訪問と相談を繰り返す

まず電話で年金事務所の予約をします。
管轄のN年金事務所は実家から車で北上山地を越えて1時間ちょいのN市にあります。初回は全国共通の予約ダイヤルに電話して予約しますが、2回目以降はN年金事務所の電話番号を教えてもらい直接電話して予約することになりました。
首都圏など混んでいる年金事務所だと予約を取ろうとしても2週間以上先になると聞いていましたが、田舎だけあって数日後の予約を取ることができ一安心。
仕事との兼ね合いで、午前半休を取りやすい曜日に手続きのスケジュールを組み込みました。

姉Bの年金番号、障害者手帳、保険証など必要そうなものはまとめてコピーを用意します。
また私が代理で相談に行くため委任状も必要です。下記サイトからダウンロード&プリントアウトし用意しました。

N市へGO

N年金事務所へわざわざN市に行くので、ついでに初診日証明のため「受診状況等証明書」の依頼をN病院にも行きましょう。
朝イチでN病院へ行き、こちらは相談員さんへ予約無しで訪問しました。
若い相談員さんが対応してくださり、「こちらで書いてもいいですけど、ご家族でも書けますよ?」と言われます。
医療機関が書く「受診状況等証明書」を家族が書いていいの?? そんなこと本に書いてなかったな……とちょっと不安になりましたが、N年金事務所の予約の時間が迫っていたのでひとまず移動します。

年金事務所に関して、逆恨みチックな悪評(ほら、Googleマップで病院や介護施設、役所の口コミって一方的な逆恨みコメントばかりじゃないですか。あんなやつです)を耳にしていたのでビクビクしながらの訪問でしたが、職員さんによるヒアリングの後、丁寧に制度の概要、申請の流れ、必要な書類を説明していただきました。「初回は申請書を渡してもらえない」と知人に脅されていましたが、普通に渡してもらえてちょっと肩透かし。
ここで貰った書類の中に「受診状況等証明書」があったので、帰り際にN病院に戻り先ほどの相談員さんに手渡します。相談員さんも「すみません、さっき病歴・就労状況等申立書と勘違いしてました〜」と謝ってきたので、そもそも書類を整理してから病院に依頼しとけば混乱が発生しなくてよかったですね。。ま、こちらも急いでたので。。

「受診状況等証明書」は2週間後に完成の連絡を受け、再び半休を取得しN病院へ取りに行きました。費用の3,300円を病院に支払います。内容はさすが院内で発症しただけのことはあって(?)、ビッシリ丁寧に記述していただいてました。

申請に必要な書類のおさらい

  • 年金請求書(申請するための書類)
  • 受診状況等証明書(初診日の医療機関に書いてもらう)
  • 診断書(障害によって様式が異なる。障害認定日にかかっていた医療機関、または現在通院している医療機関、あるいは両方に書いてもらう。ケースバイケース)
  • 病歴・就労状況等申立書(発症から現在の時系列、障害の状況等を記入する)
  • 請求者の口座番号(通帳のコピー)
  • 委任状(代理で年金事務所に行くので、毎回作成して提出します)

あとは必要に応じて戸籍謄本や基礎年金番号通知書など。

地元のK病院へ

現在姉Bがかかっている地元のK病院も直接向かいます。
診断書の依頼の仕方とか分からないので、まずは相談員さんに相談することにしました。
姉Aに予約がいるものなのか聞いたら「相談しても何にもならない」と質問への答えじゃないネガティブワードが返されて、予約が必要なのか必要じゃないのか聞き出せません。病院は家から近いところにあるので、待つなら待つのでもう直接行ったれと予約なしで病院に向かいました。

相談員さんに姉Bの障害年金を申請したいので診断書を書いてほしい旨を伝えます。ヒアリング後、相談員さんの方で脳神経外科の予約を日程調整してくれました。

当初は障害年金の遡及(そきゅう)請求を狙っていました。発症から一年半後を障害認定日として、現在からその障害認定日までの分もさかのぼって障害年金を支払ってもらえる請求です。
しかし、姉Bはこの障害認定日の範囲内に脳神経外科にかかっていませんでした(高血圧が要因として循環器科にかかっていた)。くも膜下出血の診断書なので脳神経外科でなければ診断書は出せません。

実は脳溢血の場合、他の障害と異なり初診日から半年後を症状固定日として、障害認定日代わりにできます。こちらの方でも行けるか?とその期間に入院していたH病院の相談員さんに電話し確認しますが、当時の医師は定年退職済みで診断書は出せないと言われてしまいます。
うーん、仕方ない。訴求請求は泣く泣く諦め(遡る分、申請が通れば結構な額をもらえたので)、事後重傷に作戦を変更します。申請した日以降から年金が支給される制度です。
ネット情報ですが、この半年後の症状固定日で申請すると申請を落とされるケースが多い(むしろほぼ落とされる)らしいので、結果として事後重傷にして良かったんでしょう。

私の説明も雑なんですが、実際に障害年金に関わった人以外は、ここらへん何を書いてるのか分からないと思います。そんだけ複雑なんです。。

このあたりで、K病院の相談員さんに「姉Aが以前姉Bの障害年金の申請をしていたけど」と教えてもらいます。ええ??
姉Aに聞くと、「年金事務所の出張相談所で相談して、ケアマネさんに連絡すべきとこをリストアップしてもらい、K病院に相談して嫌味な医者に診断書を書いてもらった。半年後に不受理の手紙が届いたが捨ててしまったし内容も覚えてないので、なぜ不受理だったのかは分からない」と、今更その情報を伝えるか???なことを言い出します。
姉Aのネガティブさにうんざりして丁寧にヒアリングしなかった自分にも非はありますが、、

気を取り直して状況を整理します。
この場合は要件があれでああなるからこうする、こう来たら流れを確認して適切な一手を打つにはーーと、徐々に将棋をやっている気分になってきました。

てことは再申請ってことになるけど、前回の不受理の要因が分からないとこちらも対応の仕様が無い……。つか、ケアマネさんにも相談員さんにも世話になってんじゃん、「何も助けてくれなかった」って言ってたのは何だったんよ? お前に吹き込まれて一時期「この野郎」モードだったんですけど? と、目眩が。唯一の健常者だから倒れてらんないんだけどな。。

番外編: 愚痴る相手は選ぶ

ちょっと心が折れかけたので、社労士に依頼して現在障害年金を受給している知人にあーでこーでと愚痴メッセを送りました。が、この知人、ちょっとボカして言うけど権利を闘って勝ち取るのが好きな属性の人で、「それはおかしい! 弁護士に相談して! 盛岡なら弁護士の無料相談があるでしょ!」と鼻息荒く返信が来ます。
え、いきなり弁護士? そもそも弁護士は専門じゃないでしょ。盛岡も片道2時間半だからこっちもそんな気軽に行けないし、一回じゃ済まないだろうし、仕事に差し支えるわ。そもそも一連の申請で疲れてるからTODOは増やしたくないよ。自分は無理。裁判好きなあなたとは違うんです、と何度もそれは嫌だという理由を説明して、ようやく「君がそれでいいならいいけど」と引き下がってくれました。
アドバイスはありがたいけど、「○○すべきだ!どうして○○しない!」と圧迫されるのは精神的にもしんどいっす……。
ガス抜きのつもりが余計疲れちゃったから、申請が終わるまでこの人に愚痴るのはやめとこう。

診断書は2種類に

くも膜下出血で半身マヒと高次脳機能障害がある場合、色々調べても「肢体」一本で行って備考欄的なとこに「高次脳機能障害」の追記する場合と、「肢体」と「精神」の二本で行く場合と、ケースバイケースでハッキリしません。
脳神経外科とリハビリ科で「肢体」の診断書用の受診を受けた際に、脳神経外科の医師に相談したところ、「備考欄的なとこに書いても読まれないよ、高次脳機能障害の方は「精神」で診断書を提出した方がいいよ」と言われます。なるほど。

「肢体」の診断書には身体の各部所の可動域、筋力、動きの可否など細かに記す欄がたくさんあります。姉Bは頑張り屋さんなのかリハビリ科での身体の可動域チェック・筋力測定に張り切って参加しています。『手を抜けとは言わないけど、そんなに張り切らなくてもいいんだよ』と内心頭を抱えながら検査を見守りました。

相談員さんに「精神」の方の診断書も欲しい旨を伝え、予約の日程調整をしてもらいます。
さらに1週間後、高次脳機能障害の診察を受けに再びK病院へ。今度は診断中の立ち会いはNGだったので、私は病院周辺を散歩してGoogleマップに写真を投稿して時間を潰しました。

一般的に診断書は出来上がるまで2週間ほどかかるそうですが、K病院はこちらの状況(ライブがあるからそろそろ帰りたいと正直に伝えた)も加味してくれて1週間で作成していただきました。私ももう現金が尽きてきており、費用の11,000円はクレジットカードで支払います。
受け取った診断書の中身を専門的知識が無いながらもチェックします。しっかり書いてくれていて、ちょっと胸が熱くなりました。
「精神」の方の診断書に「軽度の知的障害あり」と書かれていて、いや、そうだろうなとは思っていましたが実際文字で見ると「そっかぁ…」となりますね。

(ここらへんで姉たちと喧嘩になりました。元々仲が悪かったのでつとめて距離を置いて必要以外は関わらないようにしていましたが、姉Bが幼稚な言動で父を罵って憂さ晴らししているのと、姉Aからのネガティブ先入観で振り回されたストレスで爆発してしまいました。
が、高次脳機能障害のある人間に後から「あの時の態度は〜〜」「夕方のあれは〜〜」と怒っても、向こうとしては覚えてないし状況を把握できないんですよね。
こちらからすると、血が繋がってるだけあって自分自身の嫌な部分を濃縮して鏡に映して見せられているようなもんで、喧嘩すればするほど嫌悪だけが増していってしまいます。年内で札幌を引き上げてUターンしようかと思っていましたが、やはり一緒に住むのは無理ということで、まだまだ札幌に住む予定です。)

「病歴・就労状況等申立書」を書く

ここまでの必要書類は医療機関に書いてもらいましたが、本人・家族が記載して審査官に状況を伝えられるのが「病歴・就労状況等申立書」です。書き方のポイントがあるので、社労士や病院の相談員が代わりに書くケースも多いようです。
ポイントと言ってもズルい裏わざがあるわけではなく、本人・家族が書くと感情的な記述になってしまい、審査の基準となるような記述ではなくなってしまうようなんですね。
ここは前述した参考書に各症状の「病歴・就労状況等申立書」も載っていましたので参考にして私が記載しました。

提出にN年金事務所へ

K病院から診断書を受け取ると同時に年金事務所へ予約の電話をします。
前日に何度も何度も必要な書類がもれてないか荷物チェックをします。遠方ですから何度も行き来してらんないですからね。N市に行くのはこれで最後にしたい!
前回の相談時と状況が変わり、事後重傷になった、再申請であることも伝えます。しかし、年金事務所にも相談や申請の記録が残っており、姉Aは結局申請はしていなかったことが発覚します。診断書をゲットしたあたりで挫折したのかな。じゃあ不受理の手紙は何?となりますが、高次脳機能障害に細かいことを問い正しても全く時間の無駄なんで、この件は気にしないと右から左へ流します。
というわけで、初申請となりました。
(弁護士に相談してなくてよかった〜〜〜〜)

「病歴・就労状況等申立書」で後で書こうと記入を忘れていた欄があったんですが、年金事務所の職員さんと相談し「じゃあ、〜〜〜と記入しましょうか」とアドバイスをいただきました。
年金事務所の職員さんは審査員ではなく、申請について要件や書類のチェックをしてくれる立場なので、書き方に悩んだら相談するといいですよ。
全ての書類を確認していただいて、ほぼほぼパーフェクトでした!

K病院に戻る

ほぼほぼというのは、1箇所だけK病院の診断書で修正が必要な箇所がありました。これはK市に戻ってまっすぐK病院に向かい修正依頼し、翌日には素早く修正をいただきました。

投函して申請完了

N年金事務所の職員さんに、あとはこの封筒に入れて投函してくれればこちらで申請完了としますよ〜と封筒をいただいていたので、それに修正された診断書を入れてポストへ投函。
これで申請は完了です。一ヶ月半、長かったよ。。そしてライブに間に合うように札幌に帰れる!!

After: めっちゃお世話になった後

帰省中、ストレスのせいか布団の硬さのせいか睡眠の質がMAXで悪くなり、明け方に腰や股関節が痛くて呻きながら起きる日々を過ごしました。札幌に戻った今も腰痛を引きずってるので、我慢せず素直に布団を買い換えれば良かったな😓

その後のこと

そして結果待ちへ

障害年金の審査は、東京の方で一括集中体制で行っているそうです。
結果は3ヶ月〜半年ほどしてから郵送で届きます。最近は2ヶ月で届くケースもあるそうで早くなっていますね。ウチは6月に申請を出したので結果が届くのは夏くらいでしょうか。申請が無事通りますように🙏

無事受給が決定したら、私が支払っていたN市3往復分のガソリン代、病院に支払った診断書等の費用、障害年金の参考書代、予約や相談の電話代を払ってもらおうと思っていましたが、下記記事のとおり、まかなうことができました。
申請手続きは各段階で待ち時間が長かったので、自分でガーッと動ける片付けは良いストレス発散でしたね。

審査状況を問い合わせてみた


申請から3ヶ月経過した9月中旬になってもまだ審査結果が届かないので、確認用ダイアルに電話して審査状況を確認してもらいました。(詳細は上記リンク参照)
「審査は終了しており、結果通知の発送に向けて準備中です。」とのことで、およそ2週間〜1ヶ月で審査結果が届くようです。10月中旬に帰省予定なので、ちょうどいいかな。無事通りますように🙏(2度目)

申請してから3ヶ月半経過してまだ結果が出ない場合、「審査が長引いています」と状況連絡の手紙が届きます。私の場合は問い合わせをしてたので状況は把握してましたが、審査は進んでると伝わるのでよいですね。

申請が通りました!

10月2日、実家から障害年金を受給できるとの連絡がありました。障害厚生年金3級でした(肢体の可動域検査、はりきってたからな〜〜)。
まぁでも、これまで父の年金と授産施設の給料だけで、ものすごい勢いで貯金を切り崩しながら生活していたので、3級の月5万弱でも支給してもらえるのは安心感が桁違いです。
私、頑張った! よくやった!
次回更新は5年後です。忘れちゃいそうだけど年金事務所から書類が届くので大丈夫、なはず。

姉Aについても私の方で障害年金の申請をしようと思いましたが、市が障害者一人一人に相談員を付けた(てた?)そうで、その方が申請を進めてくれるそうです。
冒頭でも書きましたが、姉Aは10年ほど前にアタって(脳溢血になって)障害を抱えたのに、障害手帳を持ったのも結構最近でして。「さっさとしぬからサポートは必要ない」と無駄な拗ね方をしていたせいでしょう。その後、こうして逆に家のことを切り盛りする側になるとはね。
話を戻して、姉Aは無職期間にアタったため基礎年金の方の申請になるので、2級以上の判定が出ないと受給できません。どうなるか……。

おまけ

今回、障害年金の申請をしていると周りの人に伝えたとき、ほぼ全員から言われたのは「生活保護は?」でした。
障害年金の申請を自分で調べてやってる人間が、生活保護について調べてないわけないでしょ。

ウチの実家に関しては「現時点で受給要件に当てはまらない」で終わりなのですが、ここら辺お金の話にもなるため深掘りしたことは伝えない方がいいと思いました。
えてしてお金の話ってお互いにネガティブな感情を発生させやすいです。喋るこちら側の口調や内容に向こうは気に障ってるのかもしれないし、プライベートなことへの向こうの反応もちょっと心無く感じて傷ついてしまいます。疲れてるときにさらに疲れる羽目になるだけなので回避しましょう。(数年前に死去した母の生命保険金だとか言いたくもないし。保険金なんかより母にいてほしかったとかわざわざ言わないと分からないものか?とも思うし)

実際に窓口に行って生活保護の申請をやった/手伝ったことがある人になら相談もいいんですがね(この場合は前述のきょ……権利を闘って勝ち取るのが好きなタイプの人ですね)。